事業報告書

2017年度 事業報告
(2017年4月1日〜2018年3月31日)

[T]事業の概要
 当協会は、推進工法、推進工事に関する調査・研究を行い、推進施工技術の向上と推進技術者の育成を図るため、定款に定める各事業を実施した。
T.総会
 第30回定時社員総会は2017年5月19日、ルポール麹町において開催された。正会員67名に対して57名(委任状出席21
名含む)が出席し、定足数に達して有効に成立した。
  議案 2016年度事業報告および決算に関する件
      役員選任に関する件

       について審議し、異議なく承認された。

         また、先の理事会で承認された2017年度事業計画および収支予算について報告された。

第30回 定時社員総会
U.理事会
 第1回 2017年4月28日開催
      会員の入退会、第30回定時社員総会提出議案を審議し、異議なく承認された。また、第28回黒瀬賞表彰につい
      ての報告を受けた。
 第2回 2017年5月19日開催
      業務執行理事の選任について審議し、議決した。

 第3回 2018年3月9日開催
      会員の入退会、第31回定時社員総会提出議案、2018年度事業計画(案)および事業予算(案)の議案を審議
      し、異議なく承認された。また、会長(代表理事)、副会長並びに専務理事(業務執行理事)より職務の執行状
      況、第29回黒瀬賞受賞候補者について報告を受けた。

V.企画運営委員会
 企画運営委員会は、第1回および第3回の上記理事会に先立ち開催され、理事会に諮る議案等について審議した。
W.調査・研究事業
 技術委員会は、大中口径部会、小口径部会、低耐荷力部会、鋼製管推進部会、立坑部会、応用部会、損料部会、講座部会、契約適正化部会、改築推進部会の10部会で構成され、推進工法に係わる技術的諸課題への対応を検討した。

 各部会は延べ年間21回開催された。
 各部会における2017年度の活動状況は次の通りである。
1. 2016年4・5月に発刊した「推進工法用設計積算要領:小口径管推進工法編・高耐荷力管推進工法編」、「同 小口径管推進工法編・低耐荷力管推進工法編」および「同 鋼製さや管推進工法編」に関する今後の改訂に向け、各工法団体より意見を徴収した。
2. 損料部会は、「推進工事用機械器具等損料参考資料」(2017年度版)を発刊するともに、「同」(2018年度版)発刊に向け検討審議した
3. 講座部会は、「推進工法体系(3分冊)」(2016年版)の次回の改訂に向けて意見交換会を実施し、基本的な対応を検討し作業を進めた。また、これを用い、全国5会場で「推進工法講座講習会」を実施した。
4. 契約適正化部会は、2017年度技術講習会に使用するテキスト「テーマ:推進工事の適切な設計変更への対応方法について」の作成を行い、全国9会場で講習会のの講師を務めた。
5. 今後の下水道改築更新について動向及び改築推進事業の進め方について検討するため、国土交通省国土技術政策総合研究所 井上下水道研究部長を招き講演及び討論会を実施した。
      
 
安全対策委員会並びに安全部会は、正会員が2016年度において施工に携わった推進工事を対象に、労働災害調査を8月に実施し、その結果を解析し、労働災害防止のための留意事項を取り纏めた。また、安全パトロールを実施し、推進工事における安全確保のための運動を推進した。

X.広報事業

  広報委員会は、各地区担当事務所の協力の下、推進工法講座講習会、技術講習会を企画した。また、「月刊推進技術」の監修、配布を行うとともに、推進工法技術の普及、啓蒙のための各種事業を実施した。

1. 「月刊推進技術」について、発行者である鰍kSプランニングの編集業務を支援するとともに、編集委員会に主体的に参画し、年12回発刊した。「月刊推進技術」機関誌監修のため、監修委員会を年2回開催した。
2. 日本下水道事業団研修センター、(公社)日本下水道協会などが主催する技術講習会へ講師を派遣し、推進工法の普及、啓蒙に努めた。
3. 推進工法講座講習会を、2017年5月9日から5月26日の間、東京、大阪、、福岡、宇多津および名古屋の5会場で開催した。受講者は239名(前年比7.6%増)であった。会場毎の受講者数は次のとおりである。
会 場 東京 大阪 福岡 宇多津 名古屋
開催日 5.9 5.12 5.16 5.23 5.26  
受講者 66 49 68 27 29 239
講義内容 (第1講義)大中口径管推進工法 
(第2講義)小口径管推進工法              (第3講義)推進工法の計画設計と施工管理 
(第4講義)関連基礎知識・関連法令     (第5講義)演習

4. 技術講習会を2017年10月24日から2017年11月28日の間、全国9会場で開催した。受講者は315名(前年比10.8%減)であった。会場毎の受講者数は次のとおりである。
会  場 東京 北海道 中国 四国 関西 中部 北陸 東北 九州
開 催 日 10.24 10.31 11.2 11.7 11.10 11.14 11.17 11.21 11.28  
受 講 者 66 19 28 25 43 47 17 28 42 315
講義内容 (第1講義)改築推進工法などに活用される事例と適用ポイント
(第2講義)推進工事の適切な設計変更への対応方法について
(第3講義)推進工事の施工トラブル例とその対策

5. 推進工法入門講習会を、自治体や設計コンサルタントの若手技術者を対象に、推進工法に関する基礎的な知識を取得を目的に、2017年6月から7月に2回開催した。受講者の合計は17名であった。
  
6. 2017年8月1日から4日の間、東京ビッグサイトで開催された「下水道展 '17東京」に協賛し、出展した。
本年度の出展では、当協会発刊の各種技術図書を展示するほか、協会の活動内容を紹介する日本語及び英語版のパネル・パンフレットを設置し、また、英語版のビデオ上映により事業活動のPRを行った。なお、下水道展会場への入場者総数は55,792名であった。

Y.図書発刊事業
 技術委員会および各部会での調査・研究の成果を取りまとめ、2017年度は以下の図書を発刊した。

     ・推進工事用機械器具等損料参考資料(2017年度版)


Z.資格審査事業
 推進工事技士試験等委員会は、年3回開催し、2017年度推進工事技士試験を企画立案し、その結果を審査した。
  2017年7月9日に一次及び二次試験を札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5会場で実施した。一次試験には、411名が受験し、232名が合格した。合格率は56.4%であった。二次試験には、395名が受験し、196名が合格した。合格率は49.6%であった。一次及び二次試験を通しての受験総数は464名で、最終合格率(受験者全体に対する二次試験の合格率)は、42.2%となった。
  会場別受験者と合格者の状況は次のとおりである。

会 場 札 幌 東 京 名古屋 大 阪 福 岡
一次試験
申込者 3 88
88 126 147 452
受験者 2 83 79 121 126 411
合格者 2 57 36 68 69 232
合格率 100.0% 68.7% 45.6% 56.2% 54.8% 56.4%
二次試験
申込者 3 92 86 126 148 455
受験者 2 83 73 113 124 395
合格者 1 52 34 54 55 196
合格率 50.0% 62.7% 46.6% 47.8% 44.4% 49.6%

 2013年度推進工事技士登録者を対象とし、登録更新に必要な更新講習会を2017年9月3日から10月22日の間、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5会場で実施し、1,422名が受講し、終了証を授与した。

  会場別受講者の状況は次のとおり。
会 場 札幌 東京 名古屋 大阪 福岡
開催日 9.3 10.15 9.10 10.22 9.24   
受講者 29 404 286 435 268 1,422
講義内容 第1講義 推進工事の技術的事項について
第2講義 推進工事の安全対策について
 
 
 2018年4月1日現在における推進工事技士登録者数は、次のとおりである。なお、試験合格者は、196名の合格者のうち登録申請者180名が登録された

208年4月1日現在の推進工事技士登録者数
年  度   2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 合 計
試験合格者 (新規) 223
225 180 213 213
更新講習修了者 (更新) 1,948 2,298 1,855 1,584 1,422
    2,171 2,523 2,035 1,797 1,602 10,128

[.黒瀬記念基金事業
 
第28回 黒瀬賞 受賞者
 第28回黒瀬賞について、候補者を公募し、普及部門2件、優秀論文3件、計5件を選考し、表彰した。

 受賞者は次のとおりである。

推進工法の普及に功績
   (普及部門)
        前田  修     (三井住友建設株式会社 柏尾推進作業所 所長)
                  石北 正道        (株式会社カナコン 技術顧問)
優秀論文
 「月刊推進技術」月号掲載
  特集 要因は「土質にあり」
               施工トラブルの”芽”はみんなで摘め
      兜沒c組 技術企画部参与                                                石塚 千司
 「月刊推進技術」7月号掲載
  
特集 河川横断部の縦断曲線施工(円弧推進)
            機動建設工業 梶@北陸支店工事課課長                      原田 水
      機動建設工業 梶@北陸支店工事課係員
                           犬窪  和晃
 □ 「月刊推進技術」9月号掲載
  
特集 シールドから分岐推進して500mを長距離推進
       立坑用地が確保できない場所での浸水対策

        轄ヲr組 大阪シールド工事事務所             現場代理人    島橋 寛  
                                         副所長       弦本 優司 
\.国際交流事業
 下水道展での当協会ブースにおいて、台湾、韓国など諸外国の来訪者から推進工法に関する広範な質問に答えることを通じ、技術情報交換を行った。また、国際協力機構(JICA)が実施する研修事業に講師として参加することにより、海外における日本推進工法の普及に努めた。
 今後、大規模な下水道事業が計画されているインドネシア国ジャカルタ国ジャカルタの実施設計の進展に合わせて国土交通省、JICAと連携して適切な推進事業が設計・積算されるよう
協力・支援を行った。
 
[U]会員の状況
期中増 期中減 2018年3月31日
66
43
60


協会概要 | 事業概要 | 資格試験 | 講座講習会 | 更講習会 | 技術講習会 | HOME